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レイシズムを考える

「差別的な気持ちも悪気もなかった」「差別ではない、区別である」
政治家や著名人による差別発言とそれへの釈明でよく用いられる言葉である。何が、どのように「差別」に該当するのか/しないのかがきちんとメディア上で検証されないため、同じことが何度も繰り返される。そして、「差別」に該当するか否かを話者の言うところの「意図」でのみ測ることで、日本社会は「差別」とは何かを主体的に考える力を育んでこられなかったのではないだろうか。
(はじめに/清原悠)

全ては学ぶこと、考えることから。
差別とは何か、差別を支えるもの、差別に抗するの三部から成り、差別が社会を覆っている現実とその思想に抗するアプローチが記されている。
何がいけないの?どうすればいいの?その疑問にきっと答えてくれる一冊です。
ブックガイドがあるのも心強い。
 
 第1章 日常をとりまくレイシズム(金友子)
 第2章 一世紀前の「ヘイトの時代」から考える(兼子歩)
 第3章 レイシズムの精神分析(松本卓也)
 第4章 レイシズムの社会心理学的研究(高史明)
 第5章 差別とは何か(堀田義太郎)
 第6章 資本主義・国民国家・レイシズム(隅田聡一郎)
 第7章 ヘイトスピーチとナショナリズム(山崎望)  
 第8章 ヘイトクライム、あるいは差別の政治化について(間庭大祐)
 第9章 国籍と戸籍(遠藤正敬)
 第10章 日本型ヘイトスピーチを支える一九五二年体制(梁英聖)
 第11章  「左翼的なもの」への憎悪(百木漠)
 第12章 ネット右派の起源(伊藤昌亮)
  コラム  多様性を祝う(竹田恵子)
 第13章 差別否定という言説(明戸隆浩)
 第14章 朝鮮人差別克服のための闘い(山本興正)
 第15章 公的レイシズムとしての環境レイシズム(澤佳成)
 第16章 移民と宗教フォビア(小林・ハッサル・柔子) 
 第17章 リベラリズムにおけるヘイトスピーチへの対抗策(安部彰)
 第18章 ヘイトスピーチに対する大学の対応のあり方(堀田義太郎)
 第19章 トランスナショナル・ヒストリーとしての美術史に向けて(山本浩貴)
 第20章 プロパガンダの中の「日本人」(五味渕典嗣)
 第21章 戦後補償問題に取り組む社会運動(清原悠)
   本書のためのブックガイド

執筆者(50音順)=明戸隆浩、安部彰、伊藤昌亮、遠藤正敬、兼子歩、金友子、清原悠、小林・ハッサル・柔子、五味渕典嗣、澤佳成、隅田聡一郎、高史明、竹田恵子、堀田義太郎、松本卓也、間庭大祐、百木漠、山崎望、山本興正、山本浩貴、梁英聖

編:清原悠 出版社:共和国 2021.5 ソフトカバー 440p
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3,300円(税込)

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