1986年4月、21歳の時に初めて「釜ヶ崎」をを訪れてから以来約30年、くっついたり離れたりしながらも野宿者支援活動に携わってきた著者のルポルタージュ。
失業やDVなど様々な理由で家を出ていかなければならなかった人々の声を聴き、現実を記す。
この文庫版の発売は2016年ですが、「貧困」はますます大きな社会問題になっています。
まずは知ることから。
第一章 不安定就労の極限
第二章 野宿者はどのように生活しているのか
第三章 野宿者襲撃と「ホームレスビジネス」
第四章 野宿者の社会的排除と行政の対応
第五章 女性と若者が野宿になる
第六章 野宿問題の未来へ
文庫版への補章-2008年以降の野宿の状況
著:生田武志 出版社:筑摩書房 2016 文庫 359p
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