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言葉たちに 戦後詩私史

田村隆一ら「荒地」の詩人たちとの関わり、共に戦中、戦後を歩んできた詩人たちへの柔かな眼差し。
自身の生涯と死者たちへのメッセージ。詩とエッセイで綴る私的詩史。

以下、版元より
平林敏彦は1924年生まれ、「荒地」派詩人たちとほぼ同世代の詩人である。戦中より詩誌への投稿をおこない、戦渦を生き延びた若き詩人たちの活躍を渦中で目撃した。本書は、詩とともに歩んだ生涯の回想や見送った亡き詩人たちへの思いを綴ったエッセイ、新作の詩などで構成し、約80年間にわたる詩精神の命脈を伝える。
平林が復員後すぐに創刊した詩誌「新詩派」に掲載された、「荒地」創刊前の田村隆一が同胞の三好豊一郎への呼びかけとして書いた貴重な詩論(全集等未収録)も再録。

■著者

平林敏彦(ひらばやし・としひこ)
詩人。1924年横浜市生まれ。戦中に詩作を始め、「若草」「文芸汎論」「四季」などに発表。戦後、復員後間もない1946年3月に同人誌「新詩派」を創刊、田村隆一らに原稿を依頼する。「新詩派」終刊後「詩行動」「今日」を創刊、1956年に創刊された詩誌『ユリイカ』の編集に携わるなど、多くの戦後詩人たちと交流をもつ。1951年には、書肆ユリイカより第一詩集『廃墟』を出版した。50年代後期より約30年間の沈黙を経て、1988年に第三詩集『水辺の光 一九八七年冬』を出版、以後の詩集に『磔刑の夏』(1993年、第5回富田砕花賞)、『舟歌』(2005年、第23回現代詩人賞)、『ツィゴイネルワイゼンの水邊』(2014年、小野十三郎賞)など。戦前から戦後にかけての詩人たちの動向を記録した『戦中戦後 詩的時代の証言 1935-1955』(2009年)にて第12回桑原武夫学芸賞受賞。現在、日本現代詩人会名誉会員。

著者:平林敏彦 出版社:港の人 2021.6 初版 ハードカバー 216p
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