「僕の文体というのは、簡単に言えばこういうことになります。まず第一に、必要以上の意味を含ませない。それから文章というのはリズムを含んでいなくてはならない。これは僕が音楽、とくにジャズから学んだことです。優れたインプロヴィゼーションを導き出すのは、優れたリズムです。フットワークです」(カリフォルニア大学バークレー校講演にて)
「ノルウェイの森」「ねじまき鳥クロニクル」を翻訳し、村上春樹をアメリカに紹介してきたジェイ・ルービンによるムラカミ文学の音楽論。「風の歌を聴け」から「アフターダーク」まで本人インタビューなども交えながらハルキ・ムラカミと音楽の関係を徹底的に追った一冊。
著者:ジェイ・ルービン 訳:畔柳和代 出版社:新潮社 2007 2刷 ハードカバー 461p
C(序盤数箇所傍線・帯)