映像で見たことがある。
用水路に立った中村哲医師の足元を流れる水を。
医療があっても水がなくては生きられない。そんな思いで井戸を掘り、土や石を運び、水路を通す。
用水路となり、暮らしが生まれ、子どもたちははしゃぎ、やがて緑が広がる。
人間の力強さを思い知った。
干ばつの大地に、井戸を掘り水路を通した中村哲医師とその仲間たち。
ペシャワール会の現地ワーカーとして五年間共に活動した著者が、一人ひとりの懸命な日常を写し留めた写真とエッセイ。
著者:中山博善 出版社:赤々舎 2021.6 初版 ハードカバー / H210mm × W148mm 128p
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