ニューヨーク州在住の作家マシュー・シャープは、毎週1本、ごく短い形式の小説“超短篇 フラッシュ・フィクション”をウェブ上にアップし続けていった――。1年の間に書き上げられたその52篇に、書き下ろしを加えて再構成、全75篇を一冊に。
柴田元幸が今最も紹介したかった現代アメリカ作家のひとり。
荒唐無稽な展開、暴力とユーモア。
何んだこれは、何が起こっているのだと読み通して行くと浮かび上がるのは中東やアフガニスタンへの出兵、ブラックライブズマターなどアメリカ(世界)の抱える問題。フィクションが現実を投影する。タイトルが秀逸。
カバー:武田鉄平
著者:マシュー・シャープ 訳:柴田元幸 発行:SWITCH PUBLISHNG 2021.7 初版 ハードカバー 259P
新刊書籍