愛知県在住の画家片桐水面のはじめての作品集。
2019年10月10日から西荻窪のギャラリー〈もりのこと〉さんでの個展に合わせての制作された。
私は燈(あかり)を持って歩いているが、私の持っている燈が私を導いて行く。
(串田孫一「夏の手帖」)
片桐さんはこの一文を読んではっとしたと言います。
筆を持っているのは自分だが、筆に導かれるように絵が出来ていくことと重ねたからです。
そしてその道中はとても愉しいと言います。
ロベール・クートラスを思わせる木片の絵、森や生物、そして静物。
あるようなないような不思議な世界。
著者:片桐水面 編集:もりのこと+渡辺尚子 装幀:丹治史彦(信陽堂編集室) 発行:もりのこと 2021初版6刷 ソフトカバー79p
新刊書籍