1973年のブランド設立以後、常に刺激と驚きを与え続ける革新的なデザイナー川久保玲とコムデギャルソンのモノグラフ。
豊富な資料と綿密な取材を背景に書かれた本書はこのデザイナーとブランドの内面を探る資料としても今も貴重なものとして人気が高い。
ファッションはもちろん、川久保が手がける家具、書籍、ショップなどその全てを紐解いていく。
特に創造の上で建築の影響は大きく、本書を通じてショップへのこだわりは相当に意識が高いのは分かる。
英語版発表後、この日本語版が1991年にマガジンハウスより刊行された。
著者はロンドンの建築・デザイン誌『Blueprint』編集長ディヤン・スジック。