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みんなの現代アート 大衆に媚を売る方法、あるいはアートがアートであるために

「良い」アートって何?

この人は(僕の知らない)何かを知っている、何かに気づいている、何かを見ている、と感じる時、僕はアートって凄いな、アーティストってかっこいいなと思う。
これは僕の意見だから、10人いれば10通りのアートの楽しみ方があるだろう。
そんなアーティストの皆さんは公の場でどんなことを考え、どんな風にふるまい、アートはどんな風に見られているのだろう。
本書ではイギリスを代表するアーティスト、グレイソン・ペリーがそんなアートの世界に軽妙に、時に痛快に皮肉を込めて手引き。
訳は美術家のミヤギフトシ。

”作品ってどう鑑賞すればいいの? 
アートとそうでないものとの違いは? 
「良い」アートって何? 
アートの価値はどう決まる? 
アーティストとして生きるには?……

大衆の人気、権威たちの評価、マーケット論理などが渦巻く現代のアートワールドを、ターナー賞作家グレイソン・ペリーがユーモアたっぷりに御案内。
アーティストとしての個人的経験を交え、またキュレーターやコレクター、画商などが動かす業界の仕組みも踏まえながら、現代アートの分かりづらさを読み解いていきます。”

著者:グレイソン・ペリー 訳:ミヤギフトシ 出版社:フィルムアート社 2021.8 初版 ソフトカバー 182p
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