2016年に漫画家の安永知澄、森泉岳土、おくやまゆかの3人によって創刊された漫画と文芸の同人誌「ランバーロール」
巻頭の「COVID-33 / 山本美希」が凄い。
この強力なウイルスが蔓延する社会では会話が禁止され、手話を学ぶことを推奨されている。
ワクチンのためにストリートで絵を売る絵かきと妹のために毎日絵を買いにくる姉の短編。
他にも生きることは何だろうかと問いかけてくる圧倒的な作品が並ぶ。
目次
山本美希 「COVID-33」
おくやまゆか 「トイレの時間」
大前粟生 「ギリシャリクガメ」*小説
古山フウ 「河童のパキチ ―始まりの話―」
鶴谷香央理 「近所の友だち」
森泉岳土 「リヨン通信」
小林エリカ 「女の子たち 紡ぐと織る」*戯曲
安永知澄 「価値ある魚」
編集:ランバーロール編集部 発行:タバブックス 2021 A5 168p
新刊書籍