ポストコロナのビジネス&カルチャーブック『TATTVA』3号です。
特集は「はたらきがい」
資本主義の終焉、格差社会、男女差別、ものづくり、都市と郊外、労働環境の目まぐるしい変化、感染症、仕事と家、そもそも人間にとって働くとは?
今号も非常に読み応えあります。
・「クソどうでもよくない仕事を求めて」
人類学者デヴィッド・グレーバーが生前に行っていた、まさかのブライアン・イーノとの対談を掲載
・「未来はケアからやってくる」
シルヴィア・フェデリーチ(思想家・アクティヴィスト『キャリバンと魔女』著者)
長島有里枝「歪められたフェミニスト像をアートの力で更新できるか? ぎこちない会話への対応策」も必読。
◎寄稿・連載
武邑光裕/萱野稔人/手塚マキ/結城康平/速水健朗×橋爪紳也/水野祐×前野隆司/中谷文美/イ・ラン/辻愛沙子/カツセマサヒコ/長島有里枝/草野庸子/奥野紗世子/和田彩花/曽我部恵一/青柳文子×小谷実由/チョーヒカル/Licaxxx/鈴木謙介 他多数
「マガジン」ではなく「ブック」の体制を取っていることに一過性の情報誌ではなく永く読まれて欲しいという想いを感じます。書籍の紹介も充実していて、新しい文芸誌のようにも感じました。スピンも付いている。
tattva[タットヴァ]という誌名は、サンスクリット語で「それがそれとしてあること」を意味する「tattva」と、日本語の尊ぶ(たっとぶ)からとり、物事をゆっくりと見つめながら共生と共創を目指していきたいという想いを込めているとのこと。
発行:ブートレグ 2021.10 A5変形[150×210mm/左綴じ]221P
新刊書籍