”写真集「うれしい生活」(2019年)のその後の3年間を一冊に。
この世からいなくなってしまった人へ、その後のわたしたちを知ってほしい。その一心でまとめました。
わたしたちのかたちはどんなかたちに見えますか?
あなたたちのかたちはどんなかたちですか?
石田さんへの手紙も収録”
(植本一子)
手紙の最後に「また会う日まで!」とあってはっとする。そして「ある日突然、目が覚めて」を読んで思ったことと同じように、一子さんには新しい世界が見えているのかも知れないなと思う。
写真に出てくる人々がこんなにもコロナで苦しい日々だったのにみんな幸せそうに見える。みんな写真家植本一子の魔法にかかっているのかも知れない。
川名潤さんのデザインが良くて手のひらサイズで日記を読むように写真を見られる。
表紙の3人がはしゃぐイメージが、その余韻が、最後のページまで続く。
本当にいい一冊だと思う。
蛇足ですが店主も出て来ます。僕も見たことない、家族も見たことないと言っている顔をしていて、写真家って凄いなと思いました。
1000部限定
著者・発行:植本一子 2021 デザイン:川名潤 184ページ B6判変形(128×176mm)
新刊書籍