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言葉を失ったあとで

「聞く」の実際。

"上間さんの著書『裸足で逃げる』を初めて読んだとき、衝撃を受けたことを思い出す。〜 深い底の部分では怒りが渦巻いているのに、四方八方からの張力によって、それは流れそうで流れない涙のようにギリギリのところでとまどっている。それはまだに言葉を失うとしか言いようのない現実への直面に思えた、そこから這い上がるように言葉を新しく獲得していく姿、その張り詰めた感じが、読む私の胸を打ったのである”(信田さよ子)

”信田さんはどのようにして目の前のひとの言葉を聞いているのか、そのことを尋ねてみたいと私は思った。原宿の小さな部屋で、ひとはなぜ自分のことを語り、生き残る闘いの方へ舵をきるのか。そこで信田さんは、どんな言葉を語っているのか。私はそれが知りたかった。”(上間陽子)

信田さよ子(公認心理士・臨床心理士)と上間陽子(教育学者/「海をあげる」著者)の対談集。
DVや性暴力被害の被害者、そして加害者にも耳を傾けてきたカウンセラーと教育学者。
言葉を失うほどの体験を受け止め、どう理解へ進むのか。その時、二人から発せられる「言葉」とは。

第一章 言葉を失ったあとで
第二章 カウンセリングという仕事、社会調査という仕事
第三章 話を聞いて書く
第四章 加害と被害の関係
第五章 言葉を禁じて残るもの
第六章 ケアと言葉

著者:信田さよ子・上間陽子 装幀:有山達也 装画:ワタナベケンイチ 出版社:筑摩書房 2021 初版 ソフトカバー 348p
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