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ニワトリと卵と、息子の思春期

「ゲーム買うのやめるからさ、代わりにニワトリ飼わせて」
小6の息子が放ったこの言葉から本書は始まる。

「ゲームするしないは自分で決める。だってオレのこの時間はオレのものだし、オレにとって何が必要かはオレにしかわからない。お母さんにはわからない!」
思春期に突入した長男。
著者は出産と狩猟をテーマに撮影や執筆を続ける写真家の母。

養鶏を機に新しいステージに入った五人家族。
卵を売ること、お金を稼ぐこと、「生き物」を食べること、命と経済について考える日々。
そして自分の「言葉」を獲得した息子と母親の間に揺れる葛藤。息子と夫の言い争い。東京から長崎への移住。吹き荒れる感染症。夫のリストラ。兄弟喧嘩。家出。家族が体験するあらゆる出来事。
怒涛の日々の中でも家族を見守る視線は真っ直ぐで力強く、堂々とした文体に惹き込まれる。
福岡伸一推薦。当店も大推薦。

序章 2017年 夏
第1章 ニワトリがやってきた
第2章 ニワトリのいる日々
第3章 ”食べ物”は”生き物”
第4章 家族、この儘ならぬもの

著者:繁延あづさ 出版社:婦人之友社 2021 初版 ソフトカバー 175p
新刊書籍

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販売価格
1,595円(税込)

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