”あなたのなかに、誰かに伝えるには大切すぎたり、どのように語っても足りなかったり、反対に、人に話すにはささやかすぎたりして、これまで言葉にしてこなかった「震災」にまつわるエピソードはありませんか?
これまで言葉にしてこなかった「震災」にまつわるエピソードを教えてください―。”
震災から十年、時間が経ったからこそ、言葉にできることがある。
ここに記されたのは十三人の手記。
手記を通して他者の経験を知り、自分に重ね、書かれなかった言葉を想像する。
暮らす土地も被災体験も様々な人々の手記をもとに、東北と縁を結んだアーティストと演出家、阪神大震災の手記を研究する社会心理学者、文化支援事業のプログラムオフィサーが語り合い、自身を重ね、手記の背景に思いを巡らせた記録。
著者: 瀬尾 夏美、高森 順子、佐藤 李青、中村 大地、13人の手記執筆者 出版社:生きのびるブックス 2022 初版 ソフトカバー 180p
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