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スープとあめだま

死を重々しく考えたくない、かと言って軽々しく考えたくもない、というのが私の立場です。
死をめぐる哲学的な言葉、死をめぐる宗教的な言葉、
果ては死をめぐる商業的な言葉までが氾濫している現代日本の中で、
死をめぐる文と絵による絵本はどんな形でなら成立するのか、
この野心的な企画はそれ自体で、より深く 死を見つめることで、より良く生きる道を探る試みです。
(谷川俊太郎)

死をめぐる絵本シリーズ「闇は光の母」(命名:谷川俊太郎)より。

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』で最も印象的なシーンのひとつが著者であるブレイディみかこさんが息子を連れてホームレス支援のボランティアへ向かうところだ。ホームレスの人たちと直に顔を合わせ、緊張しながら会話を交わす息子の姿が描かれている。大雪の日で、行き場のない人々へ事務所を開放し、サンドイッチや温かい紅茶をふるまう。
この絵本はブレイディさん自らそのシーンを元に創作した。絵はやはり『ぼくはイエロー』の装画を手掛けた中田いくみさん。
ささやかな善意のやり取り。ここに描かれているのは社会を生きる我々の前提なのかも知れない。

作:ブレイディみかこ 絵:中田いくみ 出版社:岩崎書店 2022 初版 ハードカバー
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1,870円(税込)

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