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野生の思考

”どの文明も自己の思考の客観的志向を過大評価する傾向をもつ。それはすなわち、この志向がどの文明にも存在するということである。”(具体の科学)

神話的・呪術的な思考=「野生の思考」は、「科学的思考」=「栽培思考」が優位な、現代のわれわれの日常にも重要な役割を果たしている。
人類学の古典的名著。
文明と呼ばれるものがどこから来たのか。
人間の作った文化とは?
文明社会に生きる人間とは?その思考とは?
構造主義の発火点。

第一章 具体の科学
第二章 トーテム的分類の論理
第三章 変換の体系
第四章 トーテムとカースト
第五章 範疇、元素、種、数
第六章 普遍化と特殊化
第七章 種としての個体
第八章 再び見出された時
第九章 歴史と弁証法

著者:クロード・レヴィ=ストロース 訳:大橋保夫 出版社:みすず書房 2022 51刷 ハードカバー A5判 タテ210mm×ヨコ148mm 408p
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