手紙とは地上の歓び
神々には許されぬもの
(エミリー・ディキンソン)
議論がどれほどうまくても、人の心は変えられない。それが可能なのは、よく出来た物語だけだ。
(リチャード・パワーズ)
フランス・ニース在住の俳人と、オランダ・ハーグ在住の古楽器奏者による、言葉と音への親愛と懐疑に満ちた24の往復書簡。文芸と音楽、地中海と北海、断片と物語との、あざやかな響きあい。
詩や小説、芸術家の言葉を引用しながら二人は芸術に触れる歓びと生の不思議について言葉を交わして行きます。
「カモメの日の読書」「いつかたこぶねになる日」で小津さんの虜になった方は是非ご一読ください。
著者:小津夜景・須藤岳史 出版社:素粒社 2022.3 ソフトカバー 228p
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