《学生時代、友人たちを笑わせようと思って、ただそれだけの理由で、描いたものである》
原題は「ムナーリの機械」、1942年に本国イタリアで発行後、長い間絶版になっていたものを1979年に窪田富男が翻訳し筑摩書房から発行された。入手困難になっている初版。

目覚まし時計をおとなしくさせる機械、蝶の羽ばたきを利用した扇風機、造花をにおわせる機械、怠けものの犬の尾をふらせる機械、汽車が出る時にハンカチをふらせる機械、など
天才デザイナーとして世界中にその名が知られるようになるその前夜、ムナーリのユーモアが炸裂しています。