”建築は、複雑な社会との応答関係のなかで生まれる。1920年代から2010年代までの100年に起きた建築にまつわる出来事を厳選し、コンパクトに収録。現代建築へ至る100年史を10年ごとに区切り、各時代の建築を理解するための重要なキーワードを、すべて書き下ろしのテキストで解説します。
都市、技術、政治、文化、メディアという5つの分野を専門とする、5人の著者がキーワードを選定し執筆。また各著者による、100年を串刺しにした巻頭論文も収録しました。235に渡るキーワードは、建築だけでなく関連分野にも踏み込んでいるため、人文や社会、芸術などそれぞれの学問分野に関心のある方にもおすすめの一冊です。”
第1章
1920年代──二つの災禍から始まる日本のモダニズム
第2章
1930年代──都市文化の爛熟 国家と消費社会の表現
第3章
1940年代──第二次世界大戦を経て、民へ
第4章
1950年代──都市・建築の55年体制 戦後復興の志向
第5章
1960年代──オリンピックに見た夢 高度成長期の都市で
第6章
1970年代──巨大化する見えない国土
第7章
1980年代──超芸術トマソン 都市の奪還を目指して
第8章
1990年代──世界都市博覧会 バブル崩壊と止まる時代
第9章
2000年代──グローバル化する都市 CCTV的なるもの
第10章
2010年代──世界を見渡す技術と公共性のゆくえ
山崎泰寛、本橋仁=編著|勝原基貴、熊谷亮平、吉江俊=著 装画:カワイハルナ 出版社:フィルムアート社 2022 ソフトカバー 317p
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