”この社会には、かつての私と同じように擬態して生きている女性があまりにも多い。「他人には理解されないだろう」と考えて、誰にも話していないことを持っている。〜 多くの女性は、社会に適応して他人とコミュニケーションをとるために、いかにもその辺にいそうな人間に擬態していたのだ。”
膨大な数の女性の「個」に迫りポートレートを撮影してきた写真家インベカヲリ★の、初エッセイ&インタビュー集。
普段とは全く違う、写真に写し出された姿。この落差はどこからやって来るのか。何故この社会では偽りの姿で生きざるを得ないのか。「生きずらさ」とは何か。
女性を撮影することで見えてきた社会構造の歪み、そして女性の「個」に迫る。
著者:インベカオリ★ 装丁:吉岡秀典(セプテンバーカウボーイ)出版社:人々舎 2022 ソフトカバー 380p
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