「美しいってなんだろう?」
ふいに、娘がたずねる。
装丁家矢萩多聞さんと9才になる小学生の娘さんが交わした、世界の秘密を探る13の対話。
中一で学校を辞め、インドと日本を往復する生活を送ってきた多聞さんはインドの風景を思い浮かべながら美しいものについて考える。
この本には日常をすっぽりと夕焼けで包んでしまうような優しさと温もりがある。
そして多聞さんとつたさん(娘さん)の言葉はどこまでも素朴で、誠実で、つまり美しい。
【目次】
はじまり
カトマンドゥ
川
壁
皿
庭
果実
墓
文字
石
人
火
歌
ことば
あとがき
著者:矢萩多聞 出版社:世界思想社 2022 ソフトカバー 256p
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