本当は就職をしたかった。でも、できなかった。
33歳のぼくは、大切な人たちのために、一編の詩を本にすること、出版社を始めることを決心した──。
お店を始めた頃にちょうどこの本が出て、夢中になって読んで、それ以来この本は背骨となって僕を支えてくれている。
亡くなった従兄弟とその両親のために本をつくろうと決め、「夏葉社」という出版社が始まるまで。
島田潤一郎のよろこびとかなしみの日々。
文庫版書き下ろし「四五歳のぼく」「文庫版あとがき」をあらたに増補。
解説:頭木弘樹
カバーイラスト:望月ミネタロウ
著者:島田潤一郎 出版社:筑摩書房(ちくま文庫)2022 327p
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