「時代は過ぎ去っても、のこるが言葉だ、言葉が言葉としてそこにのこされているのが、本である。こういう時代があり、このように生きた人々がいたと、静かに、すすんで語りうる本がある。この本で明かしたいとねがったことは、なにより、そのような本たちへの信頼だった。」
(新しいあとがきより)
長田弘エッセイ集。
二十世紀の街の書店で出会った本。そして言葉。
芸術家たちののこした言葉から二十世紀という時代を読み込み、そして「未来への記憶」として残していく。
巻末に目録収録。
絶版。
著者:長田弘 出版社:みすず書房 1999 ハードカバー 274p
B(帯付)