使い道のないものたちは、それが無意味で、抽象的であるほど、ものが生まれる以前のような世界に僕たちを連れて行ってくれる。その静かで澄んだ感情のような場所が、僕は好きなのです。
(三谷龍二)
美術雑誌の編集者がある時期に出会った、三谷龍二、安藤雅信、赤木明登。
それまでの工芸作家とは違う印象を受け、次第に彼らが使う「生活工芸」という言葉に導かれるままに十三人の作家と出会います。
その十三人が語る「生活工芸」の時代のこと、「ライフスタイル」のこと。
安藤雅信
石倉敏明
井出幸亮
大嶌文彦
木村宗慎
鞍田崇
小林和人
坂田和實
橋本麻里
広瀬一郎
三谷龍二
山口信博
山本忠臣
編:三谷龍二+新潮社 出版社:新潮社 2014 ハードカバー 173p
B(帯付)