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ボビー・ギレスピー自伝

ヒョロヒョロの足、顔色を隠すような振り乱れる黒髪、明かにラリったような身振り。
ライブに足を運ぶたびにこの人は長くは生きられないだろうと思っていた。
そんな彼が今も現役で世界に反抗しながら歌っている。
僕も僕の周りでロックを聞いている連中もみんな彼が好きだった。
言動もファッションもとにかくカッコよかった。
ローゼズもニルヴァーナも消え、オアシスもレディオヘッドも遠くへ行ってしまっても彼はパンクスだからいつも地に足を着け、そこにいた。みんな彼を崇拝するのではなく、信頼していた。
この本を読むともっと好きになる。
ボビー・ギレスピーとプライマル・スクリームが「スクリーマデリカ」を発表(「NEVERMIND」と同じ発売日だ)するまでの狂騒と祝祭の物語。

「俺たちは自由に、やりたいことをやりたい。ラリって、楽しんで、パーティをするんだよ」
そのために彼は抵抗を続ける。

帯文:コートニー・ラヴ、アーヴィン・ウェルシュ
ラフ・トレード ブック・オブ・ザ・イヤー
NME ブック・オブ・ザ・イヤー

著者:ボビー・ギレスピー 訳:萩原麻理 出版社:イースト・プレス 2022 ハードカバー 480p
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