blackbird books

カートをみる0点 合計 : 0円

娘に語るお父さんの戦記:小さな天国の話

お父さんが二十歳前のころは、「戦争」というのがあって、
「ゼイタクは敵だ」
というようなポスターなんかが駅にはり出されており、旅行なんかもあんまりできなかった。
「太平洋戦争」という大きな戦争が始まると、結婚式とか正月以外あまり笑う人もいなかったようだから、お父さんも一ヶ月に一度位しか笑わないようにしていた。
新聞や町の広場には、
「ほしがりません勝つまでは」という標語がやたらにはられており、物を欲しがると「国賊」だとののしられる時代だった。
ーーーー

左手を失い、マラリアに苦しみ、生死の境をさまよった過酷な戦争体験と「小さな天国」だったと語る現地ラバウルの人々との交流。
初版(1985年)、増補版(1995年)を経て遂に新装復刻です。
水木しげるが残したありのままの体験の記録。

著:水木しげる 出版社:河出書房新社 2022 文庫 270p
新刊書籍


状態
状態について
A :
新品同様
B :
汚れや痛みなどが少なく、古書としてきれいな状態
C :
古書として標準的な状態
D :
汚れ、傷みあり

※当店では商品への値段の書き込み、ラベル貼りは行っておりません。

販売価格
891円(税込)

sold out

top