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ジョゼフ・コーネル 箱の中のユートピア

「彼は、死者とならうまくやれた。この世を去った著名人と深く自己同一化し、彼らの人生に自身を没入させるのが大好きだった」(本文より)

没後五〇年記念出版。
女優のブロマイド、天体図、貝殻などが箱に収められた作品を、生涯に800点以上制作したジョゼフ・コーネルの評伝。
今では20世紀のアメリカを代表する芸術家だがその生涯はユートピア・パークウェイ(NY)にある家で母親と障碍を抱えた弟と共にその生涯のほとんどを過ごした。名声を得ても、人と会うことを極端に避けた。世の中との接点は幾人かの女性、芸術関係者、妹たちだけ。それでも非常に人間味に溢れている。
死にとらわれた芸術家の生涯。
約12年ぶりの新版です。
著者であるアメリカの美術評論家であるデボラ・ソロモン、そして訳者(林寿美、太田泰人、近藤学)の筆致が素晴らしく、評伝として珠玉の一冊と言えます。
特製函仕様。

第1章 1903-17 組み合わせチケット 本券をお持ちの方には次の特典が……
第2章 1917-21 フーディーニを夢見て
第3章 1921-28 セールスマン暮らし
第4章 1929-32 ジュリアン・レヴィ画廊
第5章 1933-36 サルバドール・ダリの消えない記憶
第6章 1937-39 新ロマン主義者の登場
第7章 1940-41 バレエの一夜
第8章 1942  異邦からの声
第9章 1943-44 《べべ・マリー》、または視覚的な所有
第10章 1945-49 ヒューゴー画廊
第11章 1949  鳥小屋
第12章 1950-53 イーガンでの歳月
第13章 1954-55 鳥たち
第14章 1956-57 ステイブル画廊
第15章 1958-59 ビックフォードで朝食を
第16章 1960-63 ポップ、美術界を行く
第17章 1964  ジョイス・ハンターの生と死
第18章 1965  さようなら、ロバート
第19章 1966  さようなら、コーネル夫人
第20章 1967  グッゲンハイム展
第21章 1968-71 「バスローブで旅をする」
第22章 1972  「日の光が差してきた ……」

著者:デボラ・ソロモン 訳:林寿美、太田泰人、近藤学 出版社:白水社 2022 ハードカバー/函 526p
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販売価格
5,500円(税込)

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