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レオス・カラックス 映画を彷徨うひと

「ポンヌフの恋人」の花火が焼き付いて恐らく一生忘れることはない。
結局のところ映画は映像なのだからストーリーよりもあるシーンがその人に刻印されれば映画は成功なのだろう。
1984年のデビューから38年間で僅かに6本。
何故レオス・カラックスは賞賛され続け重要であり続けるのか。

本人やスタッフへのインタビューをはじめ、映画監督ら総勢40名を超える映画関係者によるカラックス論考。

執筆者=青山真治、赤坂太輔、磯見俊裕、伊藤洋司、入江哲朗、梅本健司、海野敦、大九明子、荻野洋一、菊地健雄、木下千花、葛生賢、黒岩幹子、五所純子、佐藤久理子、澁谷悠、須藤健太郎、角井誠、槻舘南菜子、土田環、中村哲也、西嶋憲生、新田孝行、野中モモ、野本史生、蓮實重彥、濱口竜介、原田麻衣、樋口泰人、彦江智弘、廣瀬純、藤井仁子、降矢聡、堀潤之、町山広美、三浦哲哉、宮代大嗣、村尾泰郎、結城秀勇、マルコス・ウザル

第1章 あるシネアストの軌跡
レオス・カラックスのために  西嶋憲生

第2章 LCによるLC
Interview 監督 レオス・カラックス 「始まり」と「終わり」の探究  聞き手・構成=佐藤久理子

第3章 協力者たち
Interview 俳優 ドニ・ラヴァン レオスは僕らの限界を超えて、僕らをどこかに連れて行く  聞き手・構成・撮影=佐藤久理子

Interview 撮影監督 キャロリーヌ・シャンプティエ 撮影、畏れとともに前進すること  聞き手・構成=澁谷悠

Interview 録音技師 エルワン・ケルザネ 録音、現実の再構成のために  聞き手・構成=澁谷悠

Interview 編集技師 ネリー・ケティエ 編集、魂を出産する技法 聞き手・構成=澁谷悠

第4章 全監督作品
星、水、血、時間、動体、地図、足跡、板、足音、窓、鏡、無時間、寸断、不断、夜 『ボーイ・ミーツ・ガール』  五所純子

疾走する愛とは何か 『汚れた血』  三浦哲哉

愛の映画 『ポンヌフの恋人』  濱口竜介

永遠に君を愛す 『ポーラX』  宮代大嗣

生と演技、現実と映画のあわいで 『ホーリー・モーターズ』  角井誠

Everything Under The Sun 『アネット』  樋口泰人

夢のエチュード 短・中篇作品  須藤健太郎

第5章 映画と/の思考
「撮る」ことの成熟、あるいはその理不尽な禁止について──『アネット』をめぐって  蓮實重彥

レオス・カラックスと出逢いなおすための覚書  藤井仁子

レオス・カラックスと「単なるイメージ」  廣瀬純

歌うこと、産むこと──『アネット』における虚実の際あるいは女性の身体について  木下千花

第6章 創造行為の秘密
レオス・カラックス監督特別講義  大九明子

対談 映画の箍(たが)はすでに外れている──二〇二二年にレオス・カラックスを見ること  青山真治+町山広美

座談会 東京のレオス・カラックス──『メルド』の撮影現場で起きていたこと  磯見俊裕+海野敦+菊地健雄+中村哲也+野本史生+土田環[司会]

第7章 孤高の作家を拡張する
カラックスと現代映画 カラックス&USSR  赤坂太輔

カラックスとアメリカ アメリカン・ドリームの両義性──レオス・カラックス作品における夢  入江哲朗

カラックスと批評 批評家カラックスの肖像──スタローンとゴダールの間で  堀潤之

カラックスとスペクタクル 炎のようにきらめく深淵  マルコス・ウザル[池田百花=訳]

LCをめぐる二十二節  黒岩幹子+フィルムアート社=編、伊藤洋司、梅本健司、荻野洋一、葛生賢、黒岩幹子、槻舘南菜子、新田孝行、野中モモ、原田麻衣、彦江智弘、降矢聡、村尾泰郎、結城秀勇



編・出版社:フィルムアート社 2022初版 ソフトカバー A5判|464p
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