blackbird books

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とても小さな理解のための

本は直線である
重力の制約をうけて折りかえし
ちいさく畳まれているだけで
ほんとうは遥かな直線
大陸に垂直に立つ
旅をする直線

インクは火薬でできているのだから
ひつぜんこれは導火線である
(棲みうつる日)

このごろ どういうわけか
自分の体がきれいに見える
制服に圧縮されているころ
あんなに硬く いまいましかった体
このごろは浴槽に浸すと
孔雀のようにふるえてみせる
(二十七歳)

冒頭の「星座」「四月の昼」「迷子」「二十七歳」読んで一気に引き込まれてしまった。
向坂くじら、待望の第1詩集。
この言葉に果たして意味はあるのか?と何度も自問する。
それでも他者との「愛」と「理解」を諦めない。
魂と肉体を全力で駆動して詩を紡いでいくその姿勢に感嘆するばかりだ。

帯文を文月悠光(詩人)、岡英里奈(作家)。
表紙絵を田島環。本文挿し絵をPainter kuro。

著者:向坂くじら 出版社:しろねこ社 2022.8 第3版
新刊書籍


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販売価格
1,760円(税込)

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