"風景石、瑪瑙、セプタリア(亀甲石)など、特異な模様をもつ石。
それらは人の想像力にどう働きかけてきたのか。
石の断面の模様と、抽象芸術作品が交わる地点はあるのか。"
ただ一つのことだけを知るだけで他のことを知らないと大きな文脈の中に位置づけることは出来ないとし、「神話」「聖性」「遊び」「詩学」「夢」「戦争」「幻想芸術」などあらゆる事を学び対角線で結びつけた知の巨人、ロジェ・カイヨワ。
本書で語られるのは「石の美」
カイヨワの本は80年代以降ほとんどが絶版になっていますが本書もその一つ。
自らの石コレクションを元に真面目に遊ぶ。
「美」がテーマだけに圧倒的に美しい造本に仕上げています。
著者:ロジェ・カイヨワ 訳:菅谷暁 出版社:創元社 2022.8 初版 ハードカバー 136p
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