”なんだか僕は「言葉にできること」しか言葉にしていない気がしている。”
奈良県東吉野村の一軒家で人文系私設図書館「ルチャ・リブロ」を運営する青木真兵・海青子の日記。
人気シリーズの第3章。
自粛やオンライン会議が当たり前になった日常で考えたこと。
「身を隠す」ように訪れる人々との交流、そして里から街へ降りての関わり合い。
彼岸と此岸の往復日記。
青木 真兵(あおき・しんぺい)
1983年生まれ、埼玉県浦和市に育つ。「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーター。古代地中海史(フェニキア・カルタゴ)研究者。博士(文学)。2014年より実験的ネットラジオ「オムライスラヂオ」の配信をライフワークにしている。2016年より奈良県東吉野村在住。現在は障害者の就労支援を行いながら、大学等で講師を務めている。妻・青木海青子との共著『彼岸の図書館 ぼくたちの「移住」のかたち』(夕書房)、『山學ノオト』(H.A.B)、「楽しい生活─僕らのVita Activa」(内田樹編著『ポストコロナ期を生きるきみたちへ』晶文社)などがある。
青木 海青子(あおき・みあこ)
1985年兵庫県生まれ。七年間、大学図書館司書として勤務後、東吉野へ。現在は私設図書館を営みながら、陶と刺繍で制作を行う。夫・青木真兵との共著『彼岸の図書館 ぼくたちの「移住」のかたち』(夕書房)、『山學ノオト』(H.A.B)がある。夕書房noteにて「土着への処方箋 ルチャ・リブロの司書席から」が好評連載中。
著者:青木真兵・海青子 装幀:武田晋一 発行:H.A.B 2022.9 ソフトカバー
新刊書籍