”現代美術と古美術、この一見水と油のような美術領域の両端は、
私にとっては長い間、水と空気のように気がつかないうちに一体となってあるものであった。
私は古代や中世の美術品と暮らすことによって、
その美が内包する力のほんの一部のおすそわけを自分の作品のなかに移植することができているような気がしている。”
2003年にエルメスジャポン主催による銀座のメゾンエルメス8階フォーラムで開催された「歴史の歴史 杉本博司」展に際し刊行。
代表作「海景 Seascapes」、自身が取集した古美術、再建のプロジェクトに関わった「護王神社」などを収録。
著者:杉本博司 出版社:六耀社 2004初版 ハードカバー 116p
C(バックカバーに数cm擦り傷)