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傷を愛せるか 増補新版

弱いまま強くあるということ

ケアとは何か?
エンパワメントとは何か?
たとえ癒しがたい哀しみを抱えていても、傷がそこにあることを認め、受け入れ、傷の周りをそっとなぞること。過去の傷から逃れられないとしても、好奇の目からは隠し、それでも恥じずに、傷とともにその後を生きつづけることー。
どれほど医療が進んでも、傷ついた心を癒す薬はない。悲痛に満ちた被害者の回復には何が必要か。臨床医による深く沁みとおるエッセイ。
自身や家族、友人の体験を織り交ぜながら静謐な文体で綴られた名著。
ちくま文庫から増補新版で登場です。
解説:天童荒太

著者:宮地尚子 出版社:筑摩書房 2022.9 文庫 248p
新刊書籍

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販売価格
792円(税込)

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