文化や民族の多様性を十分に認識し、差別・抑圧・貧困・その他の社会的不正義をなくしながら、相談者に寄り添う。
ソーシャル・ワーカーの間で使われてきた言葉「カルチュラル・コンピテンシー」。
また、オードリー・タンの言う「メディア・コンピテンス」。
あらゆる情報を前にして「思考に基づいた行動能力」を大切にすること。
この言葉を柱に経済と人間のこれからを考え、実践例を見ていきます。
人の営みの「土台」には常に文化がある。生産性と効率最優先のゼロサムゲームに終止符をうち、持続的な循環社会を生むための12の実践例
・世界が抱える資源問題を解決する Spiber株式会社
・地域課題を事業化する ヤマガタデザイン株式会社
・市民とともに育つアートセンター 山口情報芸術センター
・創造性を民主化する sitateru株式会社 / VUILD株式会社
・デジタルノマドが作る新しい世界地図 武邑光裕
・生活圏に入り込む 株式会社良品計画
・地域が育てた美意識を掘り起こす 一般社団法人 富山県西部観光社 水と匠
・文化的生産を持続させる .science Inc./株式会社てしま企画
・民主主義の基盤としての文化 秋野有紀
・まち全体を「生きた学びの場」に育てる 兵庫県芸術文化観光専門職大学 / 城崎国際アートセンター / 豊岡演劇祭
・復興を捉え直し、生活を創出する 株式会社ワンテーブル
・市民の心に小さな変化を起こす 八戸市美術館
・ダイバーシズムからトランスカルチュラリズムへ オードリー・タン
・自己実現から自己「超越」へ 広井良典×花井優太
・アートで育むプログラミング思考が社会を変える 脇田 玲×鷲尾和彦
・不確実な社会で生きるストリートの知恵 小川さやか×花井優太
・コモンズをデザインするルール 水野祐×花井優太
・なぜ今、「カルチュラル・コンピテンシー」か 鷲尾和彦
著者:花井優太、鷲尾和彦 発行:ブートレグ 2022.10 ソフトカバー 224P
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