手のひらによみがえる「こどもの時間」
東京都大田区にある「昭和のくらし博物館」(昭和26年に建った木造住宅と中の家財道具を丸ごと残して公開されている手作りの博物館)。
ある日この博物館にある家族が大切に「とっておいた」ものが丸ごと寄贈されます。
漫画家高野文子と仲間達がその箱を開け、一品一品確認し、それを展示した記録。
おはじき、指人形、着せ替え人形、積み木、おままごとのセット、国語のノート、時間割、写真、絵、などなど
ただ昭和を懐かしむ訳ではない。物に宿る記憶と未来に手渡していくものを探る試み。
著者:高野文子、昭和のくらし博物館 出版社:平凡社 2022.9 ソフトカバー 111P
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