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レモン石鹸泡立てる

「好きになった本は、ふと思い出しては読み返す。読み返すたびに、心に響く部分がまるで違うことがあり、驚いてしまう。すっかり忘れていた場面に、妙に反応してしまったり。なぜそんなふうに、読むたびに感じ方が変わるのか。答えは簡単。自分が変わったからである。本の中身は変わらないのだから。」

歌人、作家の東直子による書評&エッセイ集。
谷崎潤一郎、内田百痢江國香織、山田詠美、川上弘美、堀江敏幸、井上荒野に田辺聖子まで!
多忙な日々のかたわらにある本、大好きな作家や歌人たち、そして旅の思い出。

1  今、そばに居るひと

一人きりではないときの 
佐助に導かれて──谷崎潤一郎『春琴抄』 
「すきま」に生きる永遠の女の子──江國香織『すきまのおともだちたち』
阿寒のカンテラ 
「優雅」は、こんなにもつつましやかに存在するのだ──山田詠美『無銭優雅』 
ロマンティックのマナー 
愛の言葉の記憶──内田百痢慘文』
夜を生きる恋──岡崎祥久『首鳴り姫』
丁寧に感じ、丁寧に生きること──野中柊『きみの歌が聞きたい』
チャームポイントのマナー 
恋愛の怖さと甘さ──ダン・ローズ『コンスエラ 七つの愛の狂気』 
 

2  小さな光をあつめるように

先に生まれてはきたけれど
玄関先のマナー 
こころに描く「幻」の効力 
薬品の匂い漂うなかで──星新一 
命の輝き──岡本かの子『家霊』 
絵を習う 
昨日、花を買った 
その場のその場、その言葉たち──三崎いしいしんじ祭 
食材のマナー 
ものすごく悲しくて、きれいな光──川上弘美『パレード』 
あたたかい謎──堀江敏幸『めぐらし屋』 
  

3  切なさの先にあるもの

夜明けのマナー 
「なんでもなさ」の残酷さ──江國香織『赤い長靴』 
見えないところのそこが 
冬の動物園にて動物を想う 
ひとしずくの闖入者がもたらすもの──野中ともよ『ぴしゃんちゃん』
白いいどころ 
都市の底の幼虫の眠り──栗田有起『オテル モル』 
ふる時ふる星 
与謝野晶子を演じる者としての与謝野晶子 
 

4  とまどいながら生きていく

生きていくための呪文 
あの日の歌 
「かわいそう」の神髄に迫る──綿矢りさ『かわいそうだね?』 
ひとことのマナー 
特別な興奮──八月の青い空 
官能の内実──井上荒野『雉猫心中』 
沈黙のマナー 
産みどころ 
神秘と理知──萩原規子『これは王国のかぎ』『樹上のゆりかご』 
人間関係のマナー 
「まことの心」に通じる言葉──田辺聖子作品について 
地表の歴史 

 あとがき 

著:東直子 出版社:共和国 2022 初版 ソフトカバー 256p
新刊書籍


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新品同様
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古書として標準的な状態
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汚れ、傷みあり

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販売価格
1,980円(税込)

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