”窓と作りつけの暖炉のほかには何もない部屋、左上には2014年という数字。ページをめくると、1957・1942・2007……と様々な年代の同じ空間が現れ、さらに異なった年代の断片が共存・混在していく。そして紀元前30億50万年から22175年まで、ある家族の記憶の数々が地球の歴史と一体となって圧倒的なビジュアルで奏でられていく”

究極のグラフィック・ノヴェル、およそ6年ぶりの増刷です。
ページをめくる度に全く驚かされる、全く新しい読書体験を味わえます。
発端は1989年、コミック誌〈ロウ〉に掲載された6ページのコミック。
25年後にフルカラー300ページの大作に進化し、新しい文学、アート、そして哲学の書として迎えられ、2016年アングレーム国際漫画フェスティバル最優秀作品賞を受賞しました。
著者のリチャード・マグワイアはイラストレーター、グラフィックデザイナー、コミックアーティストとしてニューヨーカーなどに寄稿、ミュージシャンとしても活動中。

別冊付録：1989年オリジナル版、2000年版