繊細なようで野太い作風はニット作品と全く同じ香りと色彩。
とにかく文章がうますぎる!
(吉本ばなな)
写真家、画家、料理人、エッセイの名手はいろんなところにいるけれど、ニットデザイナーも例外ではないらしい。三國万里子さんの初のエッセイ集。
学校になじめなかった自分と父との関係、おもしろいことが大好きだった母、人生の道標となった叔父のこと、アルバイト先で出会った夫との恋。
友人に語っていた記憶が読者それぞれの記憶を呼び覚ます一冊に。
著:三國万里子 出版社:新潮社 2022 2刷 ソフトカバー 230p
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