忘れたくないものを忘れても平気になるために短歌を作っている。
今はそう思っている。
(あとがきより)
「サイレンと犀」「たやすみなさい」に続く岡野大嗣の第3歌集です。
上記2つの歌集は大ヒットとなり今もその勢いは衰えません。
現代短歌を牽引していると言ってもいい岡野さんの新作テーマは創作に多大な影響を与えている「音楽」。
僕自身もこれまで何度も岡野さんと音楽の話をしてきました。
音楽の話をする時、岡野さんはただただ楽しそうに話をするのが印象的です。
音楽の持つリズムと目に見えない風景や記憶を提示するこの芸術の力が「岡野短歌」の創造の源なのかも知れません。
音楽と言葉、是非楽しんでください。
今回は近年詩と短歌の本に注力してきたナナロク社とタッグを組んでいます。
装画:佐々木美穂
装幀:佐々木暁
※第三刷は継ぎ表紙の色が白色になります。
著者 :岡野大嗣 出版社:ナナロク社 2022.12 第三刷 ハードカバー B6変形
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