フランスの作家そして冒険家でもあるシルヴァン・テッソンが2011年に発表した代表作。
映画化、舞台化、漫画化もされている本作が遂に日本語版で刊行。
「四十代になる前に森の奥で隠遁生活を送ろうと心に決めていた。湖や森と向かい合い、日々が過ぎゆくのをみつめた。薪を割り夕食の魚を釣り、山を歩きたくさん本を読み、窓のそばでウォッカを飲んだ。冬と春を過ごし、幸福と絶望、そして最後には平穏を知った」。
シベリアの奥地バイカル湖畔の小屋で半年を過ごした日記。
孤独と内省のなかで自然のざわめきと向かい合い、人生の豊かさを見つめ直し、自分自身が変わっていく日々を綴る、現代版『森の生活』。メディシス賞受賞。
著者:シルヴァン・テッソン 訳:高柳和美 出版社 :みすず書房 2023初版 ハードカバー 280p
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