"はじめは、とても目のいい人でもやっと見えるか見えないくらい小さなものでした。ほこりのように風にまう干し草のたねよりもっと小さなものでした。さらさらの塩のひとつぶよりもっと小さく、浜べの砂のひとつぶよりもっと小さなものでした。
この小さなものは卵でした。”
卵子が受精し、子宮へ移り、やがて胎児となり、生まれ、笑顔を見せるまでの「赤ちゃん」のはなし。
太古から受け継がれて来た生命の神秘を「もりのなか」や「わたしとあそんで」で知られるマリー・ホール・エッツが絵本にしました。
ぶん・え:マリー・ホール・エッツ 訳:坪井郁美 出版社:福音館 2009 30刷 ハードカバー 60p 31×23p
C(カバーヤケ)