シティポップの正体、山下達郎に於ける「ロックンロール」、政治性と内政の行き交い、ジョン・レノンはそもそも歌詞に意味を込める気がなんかなかった、デヴィッド・ボウイの歌詞のわからなさと受け取るこちらの姿勢、ディスコ=くだらない音楽という”イメージ”、ディスコからハウスへ、
などなど興味深いテーマが並ぶ。
が、ここで語られるのはひとりの音楽マニアによるうんちくというかひとりごと。
注目すべきはその内容よりも雑誌にも検索にも引っ掛からないその語り方、文体か。
普通に読める日本語の雑誌”トラベシア”から登場した、いしあいひでひこ初となる単著です。
安田謙一の推薦文、アートワークはVan Paugam(ヴァン・ポウガム)
第1章 ”イメージ”とロック
第2章 ”メッセージ性”って、じゃあ何なのさ?
第3章 歌詞でロックを掴まえよう
第4章 かつて存在した”ディスコ”のイメージ、そして黒人音楽の正体
著者:いしあいひでひこ 編集・発行:鈴木並木 2023 zine
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