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喫茶店のディスクール

”結局、珈琲の味や、香りをどう表現するかは作り手ではなく飲み手なんだよ。そして、出資したお金の責任をどう取るかは、もらい手ではなく出した側の問題であり、お店をどのように作るかは施主ではなく結局大工の腕であるから、公共の場とは本来空洞の場。そこをどう空洞化させるか、空洞をどのようにデザインするかが、店と社会との契約履行なのかもしれない。”
(契約とは)

お店で最も多い質問の一つが「どうやって品揃えを考えているのですか?(どうやってセレクトしているのですか?」。
「お客さんの顔を思い浮かべたり、お客さんの行動を見ながら」と答えると上手く咀嚼出来ていないような不思議な顔をされる。期待していた答えとは違うようだ。

われわれは一体誰と契約をしているのか?
SNSとグルメサイト、クラウンドファンディングとポイントカードに骨抜きにされた消費者万能の暗黒時代に模索する「いい店」の条件。
珈琲の技法や喫茶店を基点にして文化論を語った「珈琲の建設」の続編となる本書は喫茶店経営35年を経たオオヤミノルさんが自身の迷走を振り返りながら「営み」や「小商い」について語った”経営反省指南書”。

第一考 職業意識の変化
第二考 資金の調達について
第三考 ローカルであることの必然性
第四考 いいヤツでいこう
第五考 共有財産の私物化と、権威主義の横行
第六考 作り手ではなく飲み手、もらい手ではなく出した側

著者:オオヤミノル 写真:キッチンミノル デザイン:仲村健太郎 出版社:誠光社 2023 四刷 ソフトカバー 143p
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販売価格
1,870円(税込)

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