手話は声だ。
プロレスの格闘も声だ。
だれかとの抱擁も声だ。
まなざしも写真も声だ。
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写真家齋藤陽道のエッセイ集。
母親と見た夕陽の原風景、発音練習を繰り返したこと、ろう学校に入って手話と出会ったこと、補聴器を外す決意をしたこと、写真やプロレスと出会ったこと、聴覚に障害があることで体験したあらゆること、そして子どもが産まれたこと。
「皮膚」を通して沁み込んで来たあらゆる「声」を思い出し、言葉にする。世界と繋がっていく。
著者:齋藤陽道 出版社:晶文社 2019 2刷 ハードカバー 288p
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