「三回目の逮捕の後、もう本当にダメかも知れない、という気持ちと、確実になった刑務所生活を一秒でも短くしたいという気持ちから、ダルクに通所することにした。アルバイトとダルクを両立させていること(社会生活に問題がなく薬物依存を認めその治療にあたっていること)、家族、友人との関係が良好であること(社会的な受け皿があること)が、裁判において有利に働くらしいということをプッシャーの友人に教えてもらったからだった。」(本文より)
大阪在住のラッパー・マリヲによる、這いずり回る日々の記録。
口語のような文体がクセになる。
一体何が書かれているのかと幾ら読んでも分からない。
著者はどこへ行ってしまうのだろう。
著者・Author : マリヲ 出版社 publisher:百万年書房 2023 ソフトカバー 186p
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