Spectator Vol.51 特集「自己啓発のひみつ」です。
あらゆる問題を「自助」で片付けなさいと迫る先進国(と言われる)我が国、にっぽん。
自分の身は自分で守りなさい、読めば人生変わります、とばら撒かれる自己啓発本とその類。
しかしながらその大半は古本屋へ横流し。
本書の言うように結局のところ本は「ツール」だから、読んで主体的に使うかどうかに掛かっていて、自己啓発本と言えどそこに答えは書いていないのだろう。
そんな中、あえての「自己啓発」特集。
歴史は意外にも長い。「自己啓発」を学ことから現代が見えてくることもやはりあります。
●まんが 自己啓発って何だろう?
作画・関根美有 原作・赤田祐一(編集部)
●インタビュー1 真鍋厚「自己啓発が流行りつづける
背景」
評論家。『テロリスト・ワールド』(現代書館)『不寛容という不
安』(彩流社)
●インタビュー2 大澤絢子「日本・修養・自己啓発」 日本学術振興会特別研究員。『「修養」の日本近代 自分磨きの150
年をたどる』(NHK出版) ●インタビュー3 齋藤直子「眼ざめよ!エマソン」 京都大学大学院教授。『「自分を変える」ということ』(幻冬舎) ●論考 自己啓発のパラドックス 花村太郎
●レポート 自己啓発書 30冊 まとめて読んでみた! 選書/文・桜井通開
発行:エディトリアルアパートメント 2023.3 雑誌
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