「いまの時代に『女性』を切り取る意味はあるのだろうか」
そんな自問自答の中執筆された本書。
手に取る方もそんな思いを持たれるかも知れない。
けれど女性の職業の選択肢が少ないエベレストの国ネパールやコロナ禍で最初に職業を失うのは女性であるという現実を前に山を駆ける女性たちの軌跡をたどることに意味を見出していきます。
クライマーから山小屋に生きる女性たちまで、それぞれの人生に山がもたらしたもの。
1章 平成を登った5人の女性たち
山野井妙子、田部井淳子、谷口けい、野口啓代、遠藤由加
2章 テーマで見る女性登山者
山ガール、山小屋の女性たち、山岳ガイド、大学山岳部、スポーツクライミング、アルパインクライミング
著者:柏澄子 出版社:山と渓谷社 2023初版 ソフトカバー 255P
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