そのゴミをどうするのか、どこでお金を使うのか、誰の話に耳を傾けるのか、どうやって音楽を聴くのか、、
あらゆる場面で「個人」の「態度 attitude」が求められている時代だと思う。

12面体 同軸・無指向性スピーカー“scenery”で知られる奈良のスピーカーブランド『listude』という名前は"Listen"と"Attitude"という造語から成る。

音を聴く姿勢が”音楽”を浮かび上がらせる。
さまざまな音にあふれた世界において、「聴く態度」を持ち続けたい。

こういったメッセージを発し、「聴く」ことは自らを「ひらく」行為だと考え、そうすることが日常の風景から美しさを見出すことに繋がると、このブランドは掲げる。

ブランドの視点、様々な場所で出会った音のある風景についてのコラムやエッセイと写真集、芸術家たちとのやりとり、自ら企画したプロジェクトの記録。
活動をはじめて15年、聴く態度を世に問うて来たブランドが改めて読者に問う「聴くこと」についての5冊組。是非耳を傾けて見てください。

内容

— Insight —
listude鶴林万平による10本のエッセイ。全68ページ。

・静けさの共有 ー 敦賀ヨーロッパ軒 本店
・音が導く食の楽しみ方 ー ピアノ「プレイエル」の旨味
・湯宿 さか本の「おもてなしなし」
・塩かタレか？ ー 合研のフォノイコライザー
・"不"正解の音がもたらす可能性
・スピーカーの態度 ー ジャズ喫茶ベイシーで受け取ったもの
・ステレオのモノラル化に見る、音楽のこれから
・あの場、あの時、私だけが聴いた音 ー PAについて
・聴くことの能動性がもらたすもの ー 長岡京室内アンサンブル
・聴く ー 未知のものを受け入れる器

— Viewpoint —
listudeと関わりの深い5人のコラムと2人のインタビュー。全104ページ。

・名前のない4つのはなし／大森克己 （写真家）
・触媒／青柳拓次 （音楽家）
・てまとひまのあいだ／岡部太郎 （一般財団法人たんぽぽの家）
・音の断片を自らつなげて音楽となる／山野英之（グラフィックデザイナー）
・過程の美しさの堆積／渡邊貴志（STITCH INC. 代表）

・環境なんかどうだってよくて、なんかいい音楽がかかっていて、酒が旨ければグッドです／有山達也（デザイナー）
・いちいち立ち止まって、全部やらないと気が済まない／小桧山聡子（山フーズ）

— Inspiration —
音を感じる風景を集めた写真集。全17ページ。

— Project —
地奏 -CHISOU- vol.1　UDA MATSUYAMA／NARA　の記録
地奏 -CHISOU- vol.2　ASUKA／NARA　の記録

— 帯 —
listudeオリジナルスピーカーの製品情報