谷川俊太郎が詩作と並行してその底知れない才能と静かな情熱を注ぎ込んだのが「絵本」である。子どもの頃から「本」に親しむ人にとってこのことに異論はないだろう。
谷川俊太郎の詩あるいは絵本に出会わずに大人になることは恐らく難しい。たとえその「作者」に名前に興味はなくとも、覚えていなくとも。
1956年に自費出版した『絵本』から目下の最新作『ここはおうち』まで、172作!を豊富なビジュアルとともに紹介。
そして絵本作りの盟友とも言える長新太、堀内誠一、和田誠らにまつわるエッセイや佐野洋子との対談、そしてインタビューも満載。
まさに「百貨典」。時系列でお楽しみください。
谷川さんの絵本にまつわる展覧会「谷川俊太郎 絵本★百貨展」(2023年4月12日−7月9日 PLAY! MUSEUMほか)の公式図録です。
構成・インタビュー:刈谷政則、編集:永岡綾、コラム執筆:林綾野
編集補佐:佐藤万記、森本美乃里(ブルーシープ)
ブックデザイン:有山達也、山本祐衣、中本ちはる(アリヤマデザインストア)
撮影:坂上俊彦 出版社:ブルーシープ 2023 ソフトカバー 560p
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